昨日のクララのご命日を「クララ忌」と命名させていただきましたが、実は「ミルテ忌」にさせていただこうかとも迷いました。御存じ、ロベルトが結婚記念にクララに捧げた歌曲集が『ミルテの花』だからです。
その第1曲が、晴れやかな恋人讃歌『献呈』でした。
でも、ミルテの花って、どんなお花だったかしら?と思われる方も多いことでしょう。上の写真が「ミルテの花」、
ドイツ語ではミュルテ(Myrte)、和名は銀梅花=ギンバイカというそうです。
この花を、花嫁の装飾に使うところから、結婚記念の歌曲集の名とされました。
2021年5月21日記
コメント
コメント一覧 (2)
クララの高貴さ純潔さにぴったりです。
白孔雀のような、白い極楽鳥のような花ですからね。
どこかギリシア彫刻のような、繊細この上ない大理石の花のように
見えることもあります。雨に濡れた時など。
自宅近くの薔薇園にも、ミルテの花はもう間もなく咲くでしょう。
日本ではどういうわけか梅雨の頃に咲くのですが、あの濡れた透明な
ミルテを見るのも楽しみです。
銀の玉のようなつぼみのミルテも、虚空に浮かぶ白い音符のようで、
シューマンの抒情を奏でるかのようです。
yukiko3916
が
しました
つくづく、高貴なお花です。ご自宅近くでもうすぐご覧になれるとは、素敵ですね。
yukiko3916
が
しました