本日16:30、東京都交響楽団より、下記のようなお知らせをいただきました。

  423日に発出される緊急事態宣言及び都における緊急事態措置等により、コンサートを含むイベントに対して中止、もしくは無観客での開催が要請される見通しです。つきましては、予定しておりました以下主催3公演の開催を中止いたします。

皆様には急なお知らせとなり大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 

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2021425日(日) 14:00開演 会場:サントリーホール

都響スペシャル 

2021426日(月) 19:00開演 会場:サントリーホール

925回定期演奏会Bシリーズ  

指揮/大野和士

メゾソプラノ/藤村実穂子

テノール/宮里直樹

ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 へ短調 op.10

マーラー:大地の歌

 

2021510日(月)19:00開演 会場:東京文化会館

926回定期演奏会Aシリーズ

指揮/小泉和裕

シェーンベルク:浄められた夜 op.4         

ブラームス(シェーンベルク編曲):ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 op.25(管弦楽版)      

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※都響ガイドでチケットをご購入いただいたお客様へは6月末までに現金書留にてご返金いたします。その他プレイガイドでチケットをご購入いただいたお客様へは別途プレイガイドよりご案内をいたします。

511日以降の公演につきましては、国や東京都における対応・方針等の動向を踏まえ、対応を検討いたします。最新の情報は東京都交響楽団のWEBサイト等でご確認ください。

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 わたくしは26日の公演を拝聴する予定でしたが、この状況下、やむを得ないことと思います。

 昨日4月22日の晩は、ミューザ川崎シンフォニーホールで開催されたリッカルド・ムーティ指揮 東京春祭オーケストラ公演を拝聴させていただくことができました。ただ、先の読めない状況の中、遅いタイミングでのチケット発売だったために、今の日本で聴けるおそらく最高水準のモーツァルト演奏だったにもかかわらず、客席は勿体ないほど空席が目立ちました。演奏されたのは、第35番『ハフナー』と第41番『ジュピター』の2曲のみ。間の休憩を20分とって、22:33に演奏が終わりましたところ、聴衆が総立ちとなって拍手を贈り、ムーティとオーケストラを讃えました。
 東京春祭オーケストラは、都響コンマスの長原幸太コンマス以下、首都圏プロオケの腕利きたち、若手演奏家からなる、東京春祭のためのオーケストラです。先日の『マクベス』とこのモーツァルト公演に、ムーティによる鍛錬の成果を発揮なさいました。  
 ムーティが指揮台にすっくりと立っただけで、もう、力みのないまろやかな自然体の音が立ち上ってくるのです。全員が練習時にムーティの薫陶をあまさず自分のものとして、このような円い音を出せるようになったのでしょう。特にピアニッシモが絶品でした。これほどまで、オーケストラを自在に自分の楽器とすることのできる指揮者、その意を汲み取り、ついていけるオーケストラ、どちらも立派だと思いました。いかに演奏能力が高くても、指揮者の意を汲めないメンバーが一人でもいたら、こんな音は出ないと、つくづく思いました。

4月東京

 都響の残念なお知らせがありましたので、こんな感想を書けるのもいつまでのことか、はなはだ心細い思いではありますが、本夕は、やっとのことで日本の土を踏んだ巨匠、アレクサンドル・ラザレフ指揮する日本フィルハーモニー交響楽団を聴いてまいります。グラズノフの7番と、「ペトルーシュカ」1947年版です。ラザレフ上陸成功のときの日フィルの喜びはそれはそれは大きいものでしたから、きっと白熱の演奏となると信じております。
                                           2021年4月23日記