子どものころ、笹の枝に色紙や金銀の飾り物、願い事を記した短冊を吊るすのが楽しみだった7月7日。今年は九州中南部を襲った未曽有の大雨により、多くの方々が恐ろしい水害に遭われ、濁流の中、家も愛着のある品々も見捨てて避難を余儀なくされたばかりか、少なからぬ方々が命を落とされました。亡くなられた方々のご冥福を心より祈念し、被災者の方々に謹んでお見舞いを申し上げます。
被災者の方たちにとって「七夕」が悲しい日になってしまわれたことに胸が痛みます。なのに、恐縮極まりないことながら、わたくし自身は、今夕、サントリーホールで開催されたコンサート・イマージン主催になる「七夕コンサート」を拝聴し、横山奏指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団のヴィヴィットなオーケストラの生音を堪能させていただいてまいりました。
オーケストラ、指揮者、ソリスト、関係各位の涙ぐましいご努力の結集されたコンサートは誠に比類なく素晴らしいもので、数々のオーケストラ名曲を数秒ごとに巧みに入れ替えてメドレーする、山田武彦氏の神業的編曲のお仕事と、それを見事に振った、横山奏さんという若きマエストロの健闘ぶりが光っていました。
ただ、同じこの時期の豪雨を被災者の方々のことを思うと、辛くなります。
しかしながら、今、このコロナ禍、及び、と東日本大震災の余波も抱える状況下、更に、9年前の東日本大震災の余波がいまだに続く関東東北圏を想えば、東日本でもいつ何が起きても不思議はありません。人知の及ばない何かがあったとき、音楽がいささかでも、救いと慰めをもたらすものであってほしい、と思いつつ、今夕の貴重なコンサートを聴いてまいりました。
実は、7月7日はグスタフ・マーラーのお誕生日。とりあえず、彼の妻アルマと、薔薇の石鹸の写真をアップして今日の記事といたします。このアルマの肖像画は、わたくしが2002年に上梓した、初の単著『五線譜の薔薇』に採り上げた、アルマ・マーラーの章の口絵です。ピンクの薔薇は、ごく最近に、この拙著を読まれて共感してくださった、読者の方からのプレゼントです。
18年も前のつたない、初の出版作品に、長文の感想文とこの薔薇の花の石鹸をおくってくださった「中田さま」、誠にありがとうございます。お返事を書きたいのですが、出版社の手違いで、ご連絡先が不明となっております。もしも、このブログをご覧でしたら、どうぞ、フルネームとご連絡先をおおしえくださいませ。この石鹸は、障がいを抱えておられる方々の御手作りだそうで、中田さまはそのご支援のお気持ちからご購入され、その一つを私にお送りくださったとのことです。
どうか、「中田さま」、もしくはお心当たりのかた、このブログまで、あるいは、萩谷由喜子のメール、yukiko99@io.ocn.ne.jpまで.ご連絡くださいませ。

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