ベートーヴェンの交響曲全集を完結させたパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル・ブレーメン(DKAM)が、今度は「シューベルト:交響曲全集」の録音・リリースを開始しました。その第一弾、第7番『未完成』&第4番『悲劇的』を拝聴いたしました。
ベートーヴェンと同様、テクスチュアを明晰に浮き彫りにし、リズムもカチッと刻む、切れ味の良い演奏です。ダイナミクスの振幅も大きく、『未完成』の出だしなど、注意深く耳を傾けていないと聴きとれないほどの弱音ですが、ここぞという箇所のアクセルはぐっと深く踏み込まれます。
4番をお聴きしていて、この曲の『悲劇的』というタイトルはシューベルト自身が付けたそうですが、パーヴォさんとドイツ・カンマー・フィルの演奏は音色に明るさと輝きがあるので、悲劇性よりは何か前向きで力強いものを秘めている、と感じました。
それにしても、シューベルトの4番は、ブラームスの1番とおなじく、ベートーヴェンの5番から強い影響を受けているのを面白いことです。
作曲順から考えると、ブラームスはもしかしたら、シューベルトの4番からも影響を受けたのかも知れません。どちらも第1楽章は序奏付きでハ短調開始、ハ長調終止。フィナーレもハ短調開始、ハ長調終止。中間楽章に変イ長調を採用したところも似ているのではないでしょうか。
2026年1月12日記
ベートーヴェンと同様、テクスチュアを明晰に浮き彫りにし、リズムもカチッと刻む、切れ味の良い演奏です。ダイナミクスの振幅も大きく、『未完成』の出だしなど、注意深く耳を傾けていないと聴きとれないほどの弱音ですが、ここぞという箇所のアクセルはぐっと深く踏み込まれます。
4番をお聴きしていて、この曲の『悲劇的』というタイトルはシューベルト自身が付けたそうですが、パーヴォさんとドイツ・カンマー・フィルの演奏は音色に明るさと輝きがあるので、悲劇性よりは何か前向きで力強いものを秘めている、と感じました。
それにしても、シューベルトの4番は、ブラームスの1番とおなじく、ベートーヴェンの5番から強い影響を受けているのを面白いことです。
作曲順から考えると、ブラームスはもしかしたら、シューベルトの4番からも影響を受けたのかも知れません。どちらも第1楽章は序奏付きでハ短調開始、ハ長調終止。フィナーレもハ短調開始、ハ長調終止。中間楽章に変イ長調を採用したところも似ているのではないでしょうか。
2026年1月12日記

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