前にも書きました、シューマン・クァルテットのベートーヴェン・サイクルが、昨晩、第5回を迎えました。1曲目は、作品18の6曲を順番に1曲ずつ、おいたので、第5番op.18-5イ長調です。この曲は、代3楽章の変奏曲が大きな比重を占めます。彼らはこの楽章を自由闊達に展開し、ことに、最後の変奏を高いテンションでたいへん賑やかに演奏したのが印象的でした。
次は、大フーガです。
各部とも、伸びやかでした。
休憩後の後半は、第13番変ロ長調。あとから書かれたおとなしいフィナーレ付きで演奏しましたが、どうしてどうして、こちらでさえも、入念に工夫も凝らして書かれ、なかなかにヘビーだと感じさせる、若さのはじける、エネルギッシュな演奏でした。
やんちゃな長兄が、彼を尊敬する弟たちに下知して、奔放にあばれまわるところが、このクァルテットの面白みです。
2025年6月18日記
次は、大フーガです。
各部とも、伸びやかでした。
休憩後の後半は、第13番変ロ長調。あとから書かれたおとなしいフィナーレ付きで演奏しましたが、どうしてどうして、こちらでさえも、入念に工夫も凝らして書かれ、なかなかにヘビーだと感じさせる、若さのはじける、エネルギッシュな演奏でした。
やんちゃな長兄が、彼を尊敬する弟たちに下知して、奔放にあばれまわるところが、このクァルテットの面白みです。
2025年6月18日記
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