今年2025年は、ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールとブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門が重なった珍しい年です。つい先日、5月6日、ショパン・コンクールの予備予選が終わり、10月の本大会進出者85名の名前が発表されたばかりですが、予備予選のないエリザベート・コンクールの第一次予選が5月5日から始まっています。
 第一次予選出場者は60名。

 ここまで、次のパラグラフと重複失礼いたします。うまく消せずに、お見苦しく、申し訳ございません。
 御寛恕のほど・・・。


 今年2025年は、ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールとブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門が重なった珍しい年です。つい先日、5月6日、ショパン・コンクールの予備予選が終わり、10月の本大会進出者85名の名前が発表されたばかりですが、予備予選のないエリザベート・コンクールの第一次予選が5月5日から始まっています。
 第一次予選出場者は60名。
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 この中には、6名の日本人がいらっしゃいます。

 亀井聖矢さん
 久末航さん
 桑原志織さん  Chopin
 中川優芽花さん Chopin
 太田糸音さん
 吉見友貴さん

 このうち、亀井聖矢さん、桑原志織さん、中川優芽花さん、吉見友貴さんは、ショパン・コンクールの予備予選を受けていらっしゃり、桑原志織さんと中川優芽花さんが本大会への出場権を手にされました。

 亀井聖矢さんと言えば、2019年第88回日本音楽コンクール 第1位、野村賞、井口賞、河合賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞、三宅賞、岩谷賞(聴衆賞)、2022年第67回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール 第3位、ロン=ティボー国際コンクールピアノ部門 第1位、評論家賞、聴衆賞ほか数々の賞に輝く、ピアノ界のホープ。
 吉見友貴さんも2017年第86回日本音楽コンクールで最年少優勝。2021年エリザベート王妃国際音楽コンクールセミファイナリスト。2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールクォーターファイナリストと言う、錚々たるキャリアの持ち主。
 このおふたりが、ショパンコンクールとご縁がなかったのは、演奏技量の問題ではなく、それぞれのピアニズムが、このコンクールのテイストとは異なった、あるいは審査員の判断基準に合わなかったためだと、わたくしは考えております。
 エリザベートでの、亀井さん、吉見さん、他の4名の方のご健闘を、心よりお祈り申し上げます。
                                       2025年5月9日記