3月22日、土曜日、14:00開演のサントリーホール公演、久石譲指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団、メシアン『トゥーランガリラ交響曲』を聴きました。20世紀フランスを代表する作曲家の一人、オリヴィエ・メシアンがサンスクリッド語(梵)“Turaṅga”と“Līlā”にから着想して書いたこの大作は、“Turaṅga”は「時」「時間」「天候」「楽章」「リズム」など、深遠な梵語の思想が込められているとされます。
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 その根源的な意味合いにはなかなか到達できませんが、実演で拝聴しますたびに、物思いは深くなります。
 21日の新日フィルサントリーホール公演では、角野隼人さんの独奏ピアノ、この楽器の世界的第一人者、原田節さんのオンド・マルトノ、ほかにより、メシアンが同曲に込めた、宇宙的に昇華された人間愛、人類愛といったものに、隔靴掻痒ながら、いささか触れることができたように思いました。
 久石譲先生の指揮は、テンポを崩すことのない端正なもので、たいへんきっちりしておられました。久石先生と申しますと、一連の宮
崎駿監督作品アニメーション映画の作曲家としてのイメージが強いのですが、先人の解釈者としてもこれほどのお仕事をなさっておられることに、畏敬の念を覚えました。
                                            2025年3月24日記