3月20日、東京文化会館で開催された、小澤征爾音楽塾のオペラ公演、ヴェルディ『椿姫』を拝見しました。主役3人と、ヴィオレッタの親友フローラ、アルフレードをヴィオレッタに引き合わせたガストン子爵に外国人歌手を招き、その他は日本人歌手というキャストです。管弦楽と合唱団が、小澤征爾音楽塾に学んだ方たち。指揮は小澤征爾音楽塾首席指揮者のディエゴ・マテウスさんです。
IMG20250320145028_20250320200152

 デイヴィット・ニースさんの演出は、今どき珍しいほど、至極まっとうなもので、それが特徴と言えば特徴です。
 ヴィオレッタのニーナ・ミナシアンさんはアルメニア人ソプラノ。アルフレードのカン・ワンさんは中国の方。非常によくお声の伸びる、高音の美しいテノールで、この方がもっとも聴かせました。
 小澤征爾音楽塾はコーチ陣が錚々たる方々ばかり。
 客席には、川本嘉子さん、豊嶋泰嗣さんほか、コーチの先生方のお顔が並んで壮観でした。
 小澤征爾音楽塾が、小澤さん亡きあともこうして、教育・演奏活動を継続されているのは、関係者のたいへんなご努力の賜物でしょう。
 オペラは莫大なお金がかかりますから、困難なことも多いでしょうが、小澤さんの志をぜひ、継承していっていただきたいものです。

                                  2025年3月21日記