本夕はサントリーホールで、札幌交響楽団 東京公演2025を聴いてまいりました。指揮は、友情指揮者の広上淳一マエストロ。開演前にプレトークがあり、今日の演奏会の意義のおはなしのあと、1月26日に急逝された、秋山和慶マエストロを悼む言葉を述べられました。気さくで、後輩指揮者の広上さんにも隔てなくつきあわれ、よく飲みにつれて行ってくださったそうです。
そして、コンサートの最初に、プログラムに記載のない、モーツァルトのディヴェルティメントK.136の第2楽章をしっとりと、明澄な音で演奏されました。
終わって手を下ろされても、聴衆は全員、これがなんのための演奏なのかよくわかっていて、誰一人物音をたてず、皆、静かにそれぞれ哀悼の気持ちを噛みしめたのでした。
本プログラムは以下の3曲でした。
伊福部先生の曲のソリストは、札幌出身の外山啓介さん。
タイトル通り、「執拗に反復する律動」を、それこそ執拗に表現する、ピアノとオーケストラの協奏作品で、ピアノは打楽器的に扱われ、16分音符で出来た一塊の音型を強いアクセントをつけて刻み続けます。
外山さんは、抜群の集中力のもと、一つ間違えばたいへんなことになるこの恐ろしい作品を力強く演奏されました。
後半のシベリウスは、オーケストラがよく鳴っていました。
2025年2月3日記
そして、コンサートの最初に、プログラムに記載のない、モーツァルトのディヴェルティメントK.136の第2楽章をしっとりと、明澄な音で演奏されました。
終わって手を下ろされても、聴衆は全員、これがなんのための演奏なのかよくわかっていて、誰一人物音をたてず、皆、静かにそれぞれ哀悼の気持ちを噛みしめたのでした。
本プログラムは以下の3曲でした。
武満 徹 | 「乱」組曲 |
---|---|
伊福部 昭 | リトミカ・オスティナータ~ピアノとオーケストラのための |
シベリウス | 交響曲第2番 |
タイトル通り、「執拗に反復する律動」を、それこそ執拗に表現する、ピアノとオーケストラの協奏作品で、ピアノは打楽器的に扱われ、16分音符で出来た一塊の音型を強いアクセントをつけて刻み続けます。
外山さんは、抜群の集中力のもと、一つ間違えばたいへんなことになるこの恐ろしい作品を力強く演奏されました。
後半のシベリウスは、オーケストラがよく鳴っていました。
2025年2月3日記
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