本日1月20日午後、前々からお約束させていただいていた、女性誌雑誌『エクラ』の編集者様とライター様がご来宅下さり、20世紀屈指の名ソプラノ、マリア・カラスについてお話しせよ、とのことでカラスのDVDもみていただきながら、2時間ほど、世紀の歌姫マリアについてお話しさせていただきました。
 この取材オファーがありましたのは、3月から世田谷パブリックシアター他で開幕となる、マリア・カラス晩年の教鞭を取る姿をメインとした演劇『マスタークラス』の案内記事のためとのことです。
 カラスについて語るという、だいそれた取材オファーをいただきましたのも、2002年に上梓した拙著『五線譜の薔薇』のマリアの章が、読みやすく、わかりやすく、マリアへの理解に寄与した、とのありがたい理由からでした。
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 オペラ歌手には、歌唱力のみならず、演技力、総合的な表現力、演じる対象への高次の自己投入力が求められますが、マリアは、そのすべてを具えた、稀有な歌手であったというお話や、彼女の女性としての誇りのお話をさせていただきました。
 夕刻からはサントリーホールで、イギリスの名門オーケストラ、フィルハーモニア管弦楽団の東京公演を聴かせていただきました。
 ソリストは、ヴァイオリンの三浦文彰さん、ピアノの辻井伸行さんで、それぞれ、マックス・ブルツフ『スコットランド幻想曲』、グリーグのピアノ協奏曲を聴かせてくださいました。
 Orchestra演目はシベリウスの5番。
 アンコールは同じくシベリウス『悲しきワルツ』でした。
                                 2025年1月20日記