本夕1月14日は、江東区亀戸文化センター講座で「プッチーニの生涯と作品の魅力」第3回『「蝶々夫人」と日露戦争』のお話をさせていただきました。昨年、2024年がジャコモ・プッチーニの没後100年の記念年にあたりますため、彼の生涯と音楽作品、主としてオペラの意義と魅力を掘り下げるのがこのシリーズ講座の趣旨です。
本夕は、「『蝶々夫人』と日露戦争」をテーマとして、プッチーニが大山久子さんから、どのような日本音楽を伝授され、それをオペラのいかなる場面にどう生かしたかを、具体的に検証させていただきました。
そのレクチャーを通じて、わたくしがいかに、長唄『越後獅子』を愛しているか、再認識いたしました。長唄『越後獅子』は、文化8(1811)年に、九世杵屋六左衛門によって作曲されました名曲です。越後の郷土芸能である角兵衛獅子を踊って門付けして歩く大衆芸人をテーマとしたもので、青空に鳴り渡る太鼓の響きにのせて角兵衛獅子が舞われる軽快な冒頭部、哀愁を帯びた浜歌、獅子の曲、さらしの合方と、聴きどころに富んでいます。
この曲の「なんたらぐちだえ・・・」の部分の旋律をもととするオーケストラ・トゥッティ、あるいは歌唱部は、第一幕に多々聴くことができます。むかし、恩師の杵屋六八郎先生から『越後獅子』のお稽古を受けましたことを思い浮かべながら、この部分を歌って、解説させていただきました。
2025年1月14日記
本夕は、「『蝶々夫人』と日露戦争」をテーマとして、プッチーニが大山久子さんから、どのような日本音楽を伝授され、それをオペラのいかなる場面にどう生かしたかを、具体的に検証させていただきました。
そのレクチャーを通じて、わたくしがいかに、長唄『越後獅子』を愛しているか、再認識いたしました。長唄『越後獅子』は、文化8(1811)年に、九世杵屋六左衛門によって作曲されました名曲です。越後の郷土芸能である角兵衛獅子を踊って門付けして歩く大衆芸人をテーマとしたもので、青空に鳴り渡る太鼓の響きにのせて角兵衛獅子が舞われる軽快な冒頭部、哀愁を帯びた浜歌、獅子の曲、さらしの合方と、聴きどころに富んでいます。
この曲の「なんたらぐちだえ・・・」の部分の旋律をもととするオーケストラ・トゥッティ、あるいは歌唱部は、第一幕に多々聴くことができます。むかし、恩師の杵屋六八郎先生から『越後獅子』のお稽古を受けましたことを思い浮かべながら、この部分を歌って、解説させていただきました。
2025年1月14日記
コメント