今日は、しっかりお稽古と原稿書きをしようと決心しておりましたのに、なんと、お昼過ぎにふと付けたNHK-BSの画面が、あららら、大作文芸映画が始まる兆しとなり、えっ、本当に??と思ううち、『風と共に去りぬ』が始まってしまいました。これはたいへんなことになった、まさか全編映してくださるのだろうか、そうだとしても、区切りの良いところで切りあげましょう、という決心もあっけなく吹き飛び、全編をくまなく、拝見してしまいました。222分。ありがたすぎます。
 それにしても、なんとよく作られた映画でしょうか。スカーレットのヴィヴィアン・リーさん、レット・バトラーのクラーク・ゲーブルさん、メラニーのオリビア・デ・ハピランドさん、のお三方は、これ以上の配役は望めない最高のキャスティング。乳母マミーのハティ・マクダニエルさんもお役にうってつけの方でした。
OIP

 そして、マックス・スタイナーさんの、この大河小説に相応しい、広がりのあるテーマ音楽のすばらしさ! 
 ジョージア州の広大な土地のイメージと、戦争に翻弄されながらその土地に根を張って生きようとする人々の壮大なドラマが、この音楽に象徴されているかのようです。
 このような音楽を書ける作曲家の力に、ため息を誘われました。
                                    2025年1月12日記