12月8日午後、サントリーホールで小林愛実さんのピアノ・リサイタルを拝聴いたしました。開演前に、小林さんご自身によるアナウンスが流れ、このリサイタルが2年ぶりの同ホールでのリサイタルであること、また、直前に、3年ぶりのCDアルバムがリリースされたこと、そのタイミングでリサイタルが開けて嬉しいとの言葉がインフォーメーションされました。
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 プログラムは、前半がシユーベルトの即興曲op.142の4曲、後半が、シューマンの『子どもの情景』、ショパンのソナタ第3番ロ短調と言う、極めてオーソドックスなものでした。
 小林さんはこのように、着実にrepertoryを固めながら、とことんきわめた、ご自身の納得のいく、歌に満ちた演奏わなさるところがご立派だと思います。
 アンコールに、「今日は、私の旦那さんの反田恭平さんがきてくださっているので、新譜CDのボーナス・トラックに入っている、シューベルトの連弾曲を一緒に弾きます」と、ロンド、イ長調D.951をご夫妻仲良く連弾し、満場の会場を沸かせました。
                                  2024年12月9日記