本日は午後2時開演の、紀尾井ホール「HIMARI ヴァイオリン・デビューリサイタル」を聴き、そのあと、サントリーホールで東京交響楽団第727回定期演奏会を拝聴いたしました。マチネ公演で聴かせていただいた、HIMARIさんは2011年生まれ、現在13歳の少女ヴァイオリニストです。
ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ第7番から開始され、コリリアーノ『レッド・ヴァイオリン・ファンタジー』(これは無伴奏)が前半に、ドヴオルザークの『ロマンス』、武満徹の『妖精の距離』、ヴィエニャフスキ『ファウストの主題による幻想曲』が演奏されました。
HIMARIさんはヴァイオリンの高度なテクニックだけではなく、作品解釈への頭脳の切れを持ち合わせておいでの、若齢にして稀な演奏家でした。
何しろ、お若いので、今は、本日の『レッド・ヴァイオリン・ファンタジー』に発揮されたようなヴィルトゥオジティーで勝負なさるのは大変結構なことと存じました。
東京交響楽団の定期演奏会はジョナサン・ノット音楽監督の指揮で、珍しい、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲と、ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』が演奏されました。
協奏曲のソリストは、スウェーデン生まれの女性ヴァイオリニスト、アヴァ・バハリさん。
高度なテクニックと、作品読み解き(征服)への燃えるような意欲で、作品の真髄に迫られました。
2024年12月7日記
ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ第7番から開始され、コリリアーノ『レッド・ヴァイオリン・ファンタジー』(これは無伴奏)が前半に、ドヴオルザークの『ロマンス』、武満徹の『妖精の距離』、ヴィエニャフスキ『ファウストの主題による幻想曲』が演奏されました。
HIMARIさんはヴァイオリンの高度なテクニックだけではなく、作品解釈への頭脳の切れを持ち合わせておいでの、若齢にして稀な演奏家でした。
何しろ、お若いので、今は、本日の『レッド・ヴァイオリン・ファンタジー』に発揮されたようなヴィルトゥオジティーで勝負なさるのは大変結構なことと存じました。
東京交響楽団の定期演奏会はジョナサン・ノット音楽監督の指揮で、珍しい、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲と、ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』が演奏されました。
協奏曲のソリストは、スウェーデン生まれの女性ヴァイオリニスト、アヴァ・バハリさん。
高度なテクニックと、作品読み解き(征服)への燃えるような意欲で、作品の真髄に迫られました。
2024年12月7日記
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