本日12月4日の夜は、紀尾井ホールで、「堀米ゆず子と仲間たち」を聴かせていただきました。ブリュッセルに長くお住まいで、ヴァイオリンのソリスト、ブリュッセル音楽院の客員教授、エリザベート王妃国際コンクールの審査員としてご活躍中の堀米さんは、今や、世界のヴァイオリン界の重鎮のお一人ですが、日本でもお仲間との室内楽シリーズをずっと継続していらっしゃり、今回は若い世代のお仲間との瑞々しいアンサンブルを披露されました。
<プログラム>
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モーツァルト:オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
フランセ:コールアングレ四重奏曲
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ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番 イ長調 Op.26
前半はオーボエ&コールアングレの荒木奏美さんを迎え、ヴィオラの鈴木康弘さん、チェロの横坂源さんとの協演、後半は、荒木さんに替わってピアニストの津田裕也さんが加わられて、ブラームスのピアノ四重奏曲第2番が、ブラームスの明るく屈託のない一面を表して、晴れやかに演奏されました。
堀米さんの室内楽への深い愛がよく伝わってまいりました。また、若い世代の演奏家たちとご一緒に音楽を作り上げていくことで、常にリフレッシュされておられるからこそ、いつもしなやかな音楽を創出されておられることが、よくわかりました。
協演の皆様も、きっと、大先輩から多くを学ばれたことと存じます。
室内楽の良さ、奥深さをしみじみと感じたコンサートでした。
2024年12月4日記
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