時ならぬ秋の驟雨の本日は、サントリーホール14:00開演の、フランソワ・ルルー、指揮とオーボエ独奏 日本フィルハーモニー交響楽団第765回東京定期演奏会をわくわくしながら拝聴し、同じ会場サントリーホールの19:00開演、マティアス・ゲルネ&マリア・ジョアン・ピリス のシューベルト『冬の旅』を、息をつめて聴き入らせていただきました。
 フランソワ・ルルーさんは現代最高峰のオーボエ奏者のお一人で、指揮者としてもご活躍です。日本フィルの指揮台に立たれるのは2022年11月定期に次ぐ2回目です。
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 19世紀には大人気を博しながら今はあまり演奏機会のない、ヨアヒム・ラフの管楽十重奏曲『シンフォニエッタ』、メンデルスゾーン『無言歌』の弦楽アンサンブル伴奏、オーボエ独奏版、同じくメンデルスゾーンの交響曲第3番『スコットランド』の名演を聴かせていただきました。歌うマエストロ・ルルーの真骨頂が発揮された、よき演奏会でした。  
 詳しい演奏批評は『音楽の友』に。
 マティアス・ゲルネ&マリア・ジョアン・ピリスのシューベルト『冬の旅』全曲演奏会もとてつもない名演で、こちらの公演評は、ヤマハ『ピアノの本』他に、書かせていただきます。  
                                         2024年11月2日記