本日午後、宮崎取材から帰京いたしました。今週水曜日、2024年5月22日は、小平楽友サークル講座、現在のシリーズ『みんなでめぐるワーグナーの指環物語」第6回は、『ニーベルングの指環」第2作『ヴァルキューレ』第一幕、第二幕です。この壮大な4部作楽劇『ニーベルングの指環』は、第2作である本作「ヴァルキューレ」から、いよいよ人間が登場し、ドラマティックな物語が神族の終焉へ向けて発展していきます。
第1作『ラインの黄金』の登場人物は、水の精であるラインの乙女たち、ニーベルング族のアルベルヒと弟のミーメ、アルベルヒに虐げられているニーベルング族、ヴォータンを主神とする神族のフリッカ、フライア、フロー、ドンナー、半神ローゲ、それに地底に棲む知恵の女神エルダでした。つまり、まだ人間は一人も登場しません。いわば、人類の先史的な物語でした。

けれども、第2作『ヴァルキューレ』からは人間族が扱われます。いかにして、人間族がこの物語にかかわってくるのか。飛躍があるように思えますが、そこには、オペラでは実際には描かれない、『ラインの黄金』と『ヴァルキューレ』の間の出来事があります。
ここを押さえませんと、『ヴァルキューレ』以後の物語が理解しづらいので、5月22日は、ここをしっかり見た上で、『ヴァルキューレ』へと進みます。
どうぞ、ぶらりとお訪ねください。
いつもの通り、資料代500円で、1回の突然の飛び入り参加、大歓迎。
会場の小平中央公民館は、西武多摩湖線、青梅街道駅、徒歩4分です。
2024年5月20日記
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