昨晩(1月30日)夜、東京文化会館小ホールで完戸吉由希さんのデビュー10周年を記念するサクソフォン リサイタルvol.6を拝聴してまいりました。「ししど」さんの字は「宍戸」と思いましたら、この方は「完戸」をお使いです。サクソフォンのオリジナル曲としては、ドビュッシーの「ラプソディ」と、この楽器屈指の名作、クレストンのソナタが演奏されました。
一方、楽器を移し替えた曲として、まず前半にグリーグの「抒情小品集」から3曲がありました。ここまでは普通ですが、何と、後半の一点豪華曲として、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」が演奏されました。実はこれをぜひともお聴きしたくて、書きかけの原稿を名残惜しく保存して、大急ぎで文化会館に向かったのです。
そしてその甲斐がございました。
単に、あの名作ヴァイオリン・ソナタをサクソフォンで吹いてのけた、というだけの演奏ではなく、音色に得も言われぬ艶があり、豊かな表情が宿っていたからです。一部のフレーズはオクターブ下げてありましたが、流れは自然でした。
ピアノの、大嶋千暁さんもたいへんお見事でした。
2024年1月31日記
一方、楽器を移し替えた曲として、まず前半にグリーグの「抒情小品集」から3曲がありました。ここまでは普通ですが、何と、後半の一点豪華曲として、フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」が演奏されました。実はこれをぜひともお聴きしたくて、書きかけの原稿を名残惜しく保存して、大急ぎで文化会館に向かったのです。
そしてその甲斐がございました。
単に、あの名作ヴァイオリン・ソナタをサクソフォンで吹いてのけた、というだけの演奏ではなく、音色に得も言われぬ艶があり、豊かな表情が宿っていたからです。一部のフレーズはオクターブ下げてありましたが、流れは自然でした。
ピアノの、大嶋千暁さんもたいへんお見事でした。
2024年1月31日記
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