昭和59(1984)年に埼玉県朝霞市在住・在勤の声楽家7名が声を掛け合い「朝霞オペラ振興会」として発足したオペラ上演団体は、その後「オペラ彩」と名称を改め、年1回のオペラ公演を、コロナ禍期間中は規模を縮小し形態を工夫して、休まず継続してこられました。
 今年40周年を迎え、その記念公演としてモーツァルト『魔笛』が、本日と明日の2公演、和光市文化センター・サンアゼリアで開催され、本日、その初日を拝見してまいりました。
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 指揮は、天沼裕子さん、演出は直井研二さん。管弦楽は、アンサンブル彩(コンサートマスター=永峰高志)、合唱はオペラ彩合唱団他。それに東京創作舞踊団のダンス。
 ザラストロは佐藤泰弘さん、タミーノは大澤一彰さん、夜の女王は奥村さゆりさん、パミーナは齊藤真歩さん、パパゲーノは原田勇雅さん、パパゲーナは梅津碧さん、モノスタートスは石塚幹信さん他のご出演です。歌唱はすべて原語。地の台詞部分はすべて日本語。いずれも字幕付きです。台本も少々刈り込まれ、さりげない説明も付加されていましたので、どなたにもわかりやすかったかと思います。
 オーケストラもなかなか引き締まった演奏でした。
 歌手はどなたもよく歌われましたが、ひときわ精彩を放ったのはパミーナのソプラノの方でした。  
 後で、プログラムをよく見ましたら、齋藤真歩さんではありませんか。
 小平楽友サークルにゆかりのある方で、学生時代に一度コンサートに出演していただいたことがあります。ご立派な成長ぶり。とても嬉しく思いました。
                                2024年1月20日記