世界屈指の作曲家、ジョン・アダムスが都響の招きで来日し、1月18日と19日の定期演奏会の指揮台に立って、自作3曲を振りました。アダムスが日本のオーケストラを指揮するのはこれが初めてのことです。
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　日本初演となる「アイ・スティル・ダンス」、エスメ弦楽四重奏団と協演した「アブソリュート・ジェスト」、そして代表作「ハルモニーレーレ」をきびきびと指揮し、熱い喝采を浴びました。
　わたくしは、2曲目の「アブソリュート・ジェスト」をたいへん面白く聴きました。
　弦楽四重奏団との協演作品、というコンセプトからわかるように、これは、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の主にスケルツォ楽章を随所に縦横無尽にコラージュした、野心作でした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2024年1月19日記