12月17日、日曜日の午後、東京文化会館小ホールで、「福間洸太朗 ピアノ・リサイタル スクリャービン vs. ラフマニノフ ~真髄を求めて~」が開催されました。福間さんは都立高校ご卒業後、単身ヨーロッパへ渡られてパリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学他で研鑽を積まれ、2003年、アメリカのクリーヴランド国際ピアノ・コンクール優勝を機にアメリカ・デビュー、次いで日本でも本格的デビューを果たされた逸材で、今年と来年がデビュー20年に当たられるとのこと。
日本デビュー時から、折に触れて聴かせていただいてまいりましたが、レパートリーももとからおありだったのか、どんどん開拓されておられるのか、たいへん広く、ピアニズムも力感と洗練を増して、いまだに進化の途上にあるようにお見受けします。
昨日は以下のプログラムを演奏されました。
日本デビュー時から、折に触れて聴かせていただいてまいりましたが、レパートリーももとからおありだったのか、どんどん開拓されておられるのか、たいへん広く、ピアニズムも力感と洗練を増して、いまだに進化の途上にあるようにお見受けします。
昨日は以下のプログラムを演奏されました。
- スクリャービン:2つの詩曲 Op. 69
- スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第9番 変ホ短調 Op. 68『黒ミサ』
- ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 Op. 42
- スクリャービン:詩曲『焔に向かって』 Op. 72
* * *
- ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 イ短調 Op. 43より 第18変奏 (Le Coustumer編ピアノ独奏版)
- スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第10番 Op. 70
- ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op. 36 (1931年版)
♪アンコール
ショパン:ノクターン8番
チャイコフスキー:くるみ割り人形 より パ・ド・ドゥ(プレトニョフ編)
坂本龍一 :aqua
開演直前まで、ご本人の熱のこもったプレトークがあり、興味深い観点をいろいろ述べられました中で、スクリャービンのソナタ第10番、及び、ラフマニノフのソナタ第2番の主題が、共に鋭いリズムで下降する三度モチーフによるものであるというご指摘を面白く感じておりましたところ、演奏でそれが明瞭にわかり、ああ、それで、この2曲を並べられたのだ、と得心が参りました。ほぼ同年のこの二人の作曲家は、少年時代にモスクワ音楽院のライバル同士でしたが、たどった道と音楽の方向性は分かれました。でも、思わぬところに、こんな共通点があったとは、何かとても懐かしい気分に誘われました。 - 2023年12月18日記

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