10月の東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会は、指揮台に、日本デビューとなるフランスの女性指揮者クロエ・デュフレーヌさんを迎えました。デュフレーヌさんは2021年にブザンソン国際指揮者コンクール、及び、マルコ指揮者コンクールにダブル入賞され、優勝者なしの前者では聴衆賞とオーケストラ賞を受賞された32歳のフランス女性で、今、欧米で最も注目される若手のお一人です。
3公演のうちの第一夜が昨10月18日に、東京オペラシティで開かれましたので、それを拝聴してまいりました。
幕開けに、姉のナディア・ブーランジェから自分よりも格段に才能がある、と高く評価されながら免疫不全のため25歳で早世したリリ・ブーランジェの『春の朝に』を置き、次いで、2022年仙台国際コンクール・ヴァイオリン部門に17歳の若さで優勝した中野りなさんとの協演でサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番、後半にベルリオーズ『幻想交響曲』というオール・フランス・プログラムです。
マエストロ・デュフレーヌはダイナミックな棒さばきをされる方で、骨格のはっきりしたスケールの大きな音楽を作られていました。後ろ姿からはすべてが見えませんが、こまかなサインもあれこれ発されているらしく、ご自分のなさりたいことを明瞭にオーケストラに伝えていらっしゃるようにお見受けしました。
2004年生まれの中野りささんの生まれながらの大器、と申し上げましょうか、ヴァイオリンを弾くことがうれしくてたまらないご様子で、臆せず、ひるまず、しかも、無理なく自然体でこの魅力あふれる協奏曲から、さらなる妙味を嬉々として引き出しておられました。
詳しくは『音楽の友』次々号あたりに。
フランスと日本の、きらきら輝く若い女性二人のステージは、10月19日サントリーホールと、10月22日オーチャードホールの、あと2公演が予定されています。
2023年10月19日記

3公演のうちの第一夜が昨10月18日に、東京オペラシティで開かれましたので、それを拝聴してまいりました。
幕開けに、姉のナディア・ブーランジェから自分よりも格段に才能がある、と高く評価されながら免疫不全のため25歳で早世したリリ・ブーランジェの『春の朝に』を置き、次いで、2022年仙台国際コンクール・ヴァイオリン部門に17歳の若さで優勝した中野りなさんとの協演でサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番、後半にベルリオーズ『幻想交響曲』というオール・フランス・プログラムです。
マエストロ・デュフレーヌはダイナミックな棒さばきをされる方で、骨格のはっきりしたスケールの大きな音楽を作られていました。後ろ姿からはすべてが見えませんが、こまかなサインもあれこれ発されているらしく、ご自分のなさりたいことを明瞭にオーケストラに伝えていらっしゃるようにお見受けしました。
2004年生まれの中野りささんの生まれながらの大器、と申し上げましょうか、ヴァイオリンを弾くことがうれしくてたまらないご様子で、臆せず、ひるまず、しかも、無理なく自然体でこの魅力あふれる協奏曲から、さらなる妙味を嬉々として引き出しておられました。
詳しくは『音楽の友』次々号あたりに。
フランスと日本の、きらきら輝く若い女性二人のステージは、10月19日サントリーホールと、10月22日オーチャードホールの、あと2公演が予定されています。
2023年10月19日記
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