今夜、尾高忠明マエストロ指揮 東京フィルハーモニー交響楽団 第987回サントリーホール・シリーズを聴かせていただきました。3曲演奏されたのですが、3曲とも注目プログラムでした。1曲目は2年前に亡くなられた忠明先生の兄上、尾高惇忠先生の、オーケストラのための「イマージュ」。1981年の同曲の初演もマエストロと東フィルだったそうで、さすがに咀嚼の行き届いた演奏でした。
2曲目のラフマニノフ、ピアノ協奏曲第2番のソリストは、今最前線快進撃中の2001年生まれ、亀井聖矢さん。昨年のロン=ティボーの優勝者です。わたくしは運よく、彼が桐朋の高校に飛び級なさった頃から知り合って聴かせていただいていて、これほどの逸材が現れるとは!!と感嘆しておりましたところ、あれよあれよというまに、ピアノ界の新星となられました。「モストリークラシック」に公演評を書きますため、詳しくは触れませんが、ひとことでいえば、期待以上のピアニストになられ、目を瞠った、とでも申しましょうか。
後半のラフマニノフ、交響曲第1番は、先週マエストロ・ノセダとNHK交響楽団で聴いたばかり。甲乙つけがたい名演です。でも、2度立て続けに聴きますと、当時のキュイの酷評のいわんとするところが、なんとなく、わからないでもありませんでした。
しかしながら、栴檀は双葉より芳し。どこをとっても、ラフマニノフ・カラーに溢れていました。
2023年6月27日記
2曲目のラフマニノフ、ピアノ協奏曲第2番のソリストは、今最前線快進撃中の2001年生まれ、亀井聖矢さん。昨年のロン=ティボーの優勝者です。わたくしは運よく、彼が桐朋の高校に飛び級なさった頃から知り合って聴かせていただいていて、これほどの逸材が現れるとは!!と感嘆しておりましたところ、あれよあれよというまに、ピアノ界の新星となられました。「モストリークラシック」に公演評を書きますため、詳しくは触れませんが、ひとことでいえば、期待以上のピアニストになられ、目を瞠った、とでも申しましょうか。
後半のラフマニノフ、交響曲第1番は、先週マエストロ・ノセダとNHK交響楽団で聴いたばかり。甲乙つけがたい名演です。でも、2度立て続けに聴きますと、当時のキュイの酷評のいわんとするところが、なんとなく、わからないでもありませんでした。
しかしながら、栴檀は双葉より芳し。どこをとっても、ラフマニノフ・カラーに溢れていました。
2023年6月27日記
コメント