予告させていただいたように、本日の小平楽友サークル講座では、グレン・グールドを採り上げ、彼がなぜ、キャリア半ばでコンサート会場を去って録音に特化したのか、1957年のソ連訪問の意味は何だったのかを探り、そして、1955年録音の旧盤、1981年録音の新盤、二つの『ゴルドベルク』の一部ずつですが聴いて、感想を述べあいました。
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 どちらが好きか、という無茶すぎる質問にも皆様、悩みながらもはっきりと意思表示をしてくださいました。半々か、やや、新盤のほうが多かったでしょうか。
「自分自身のその時のモチベーションや、気持ちのありよう、体調にもよりますが」
 と前置きなさりながら、
「旧盤は若者らしい快活さ、勢い、覇気があって捨てがたい」
 と述べてくださった方もいらっしゃれば、
「新盤は深遠で、哲学的、瞑想的」
 との感想もございました。
「旧盤から新盤にいたる人生の旅路が、新盤には反映されていて、心惹かれる」
 というご意見もあり、貴重な意見交換のひと時を持つことができました。
                              2023年6月7日記