「ハープの貴公子」と呼ばれる、1973年フランスのトゥーロン生まれのハーピスト、クサヴィエ・メストレのリサイタルを本夕、紀尾井ホールで拝聴してまいりました。
メストレさんは、とてつもない音量と表現技巧を兼ね備えた、その観点から言えば、間違いなく現代最高のハープ演奏家でいらっしゃいます。今夜も1曲目の、ジョヴァンニ・バティスタ・ベシェッティのソナタからして、音量拡幅装置をどこかに忍ばせていらっしゃるのではないかと思うほどの、ホールを揺るがす豊かな音量と艶のある響きで、聴き手を圧倒なさいました。
9歳から生地でハープを学ばれ、その後パリでジャクリーヌ・ボローとカテリーヌ・ミシェルに師事なさる一方、ロンドンで政治、経済を学ばれたというメストレさん。16歳の時に、パリ・ハープ・コンクールで優勝、カーディフ(英国)、ミュンヘン、ウィーン、エルサエレムでの主要な国際コンクールでも数々の栄誉を手にしてこられました。
わたくしは、もうずいぶん前からお聴きして、このようなハーピストがいらっしゃるのかと圧倒されてまいりました。今夜も、ベシェティのソナタ、デュセクのピアノ・ソナタのハープ版、ファリャの『はかなき人生』よりスペイン舞曲、フォーレの即興曲、グラナドスの『詩的なワルツ集』、ドビュッシー『アラベスク』第1番、ルニエ『伝説』をすべて、ハープ一台で独奏なさり、アンコールに伝承曲のゴドフロワ編『ヴェネツィアの謝肉祭』変奏曲、ドビュッシー『月の光』をお弾きになられました。
メストレさんのような、ハープの常識を覆す、男性ハーピストの出現と、ハープという楽器が音楽の歴史にいかなる位置を刻んできたのか、明日から少し、書かせていただきます。
2023年4月27日記
メストレさんは、とてつもない音量と表現技巧を兼ね備えた、その観点から言えば、間違いなく現代最高のハープ演奏家でいらっしゃいます。今夜も1曲目の、ジョヴァンニ・バティスタ・ベシェッティのソナタからして、音量拡幅装置をどこかに忍ばせていらっしゃるのではないかと思うほどの、ホールを揺るがす豊かな音量と艶のある響きで、聴き手を圧倒なさいました。
9歳から生地でハープを学ばれ、その後パリでジャクリーヌ・ボローとカテリーヌ・ミシェルに師事なさる一方、ロンドンで政治、経済を学ばれたというメストレさん。16歳の時に、パリ・ハープ・コンクールで優勝、カーディフ(英国)、ミュンヘン、ウィーン、エルサエレムでの主要な国際コンクールでも数々の栄誉を手にしてこられました。
わたくしは、もうずいぶん前からお聴きして、このようなハーピストがいらっしゃるのかと圧倒されてまいりました。今夜も、ベシェティのソナタ、デュセクのピアノ・ソナタのハープ版、ファリャの『はかなき人生』よりスペイン舞曲、フォーレの即興曲、グラナドスの『詩的なワルツ集』、ドビュッシー『アラベスク』第1番、ルニエ『伝説』をすべて、ハープ一台で独奏なさり、アンコールに伝承曲のゴドフロワ編『ヴェネツィアの謝肉祭』変奏曲、ドビュッシー『月の光』をお弾きになられました。
メストレさんのような、ハープの常識を覆す、男性ハーピストの出現と、ハープという楽器が音楽の歴史にいかなる位置を刻んできたのか、明日から少し、書かせていただきます。
2023年4月27日記

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