本日の浜離宮ランチタイムコンサートは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、ウィーンのフォルクスオーパー、リンツ州立歌劇場など、世界のひのき舞台で躍進を続けるソプラノ歌手、森谷真理さんのリサイタルでした。森谷さんはまず前半に、ヘンデルのオペラ・アリア6曲を歌われました。1曲目のオペラ『アタランタ』より「愛しい森よ」が始まったとき、この透き通るように甘く柔和な歌の響きが一体どこから聴こえてくるのか、魔法にかかったような感覚にとらわれました。同じく、高度な発声法を駆使して歌われる『セルセ』より「オンブラマイフ」、『アグリッピーナ』より「なんて素敵な喜び」も空へ抜けていくように軽やか、かつ華麗で、まことに魅せられました。
そして『ジュリオ・チェーザレ』からクレオパトラの2つのアリアでは、とろけるような官能性と、誇り高き女王が一人の恋する女性に立ち戻って愛するチェーザレの無事を手放しで喜ぶ女心が、表情ゆたかに表現されました。
後半は、一転して、モーツァルト歌曲2曲とスザンナのアリアを歌われたのち、山田武彦さんの絶品のピアノ独奏、前奏曲op.32-5で空気を一変させて、今度はラフマニノフ歌曲大小2曲、最後に、来月三河市民オペラにご出演のジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』から、マッダレーナの愛の苦悩のアリアも先取り披露してくださいました。
森谷真理さん、世界に誇るソプラノでいらっしゃいます。
2023年4月18日 海軍元帥大将・山本五十六さまの残念な戦死から80年の日に記
そして『ジュリオ・チェーザレ』からクレオパトラの2つのアリアでは、とろけるような官能性と、誇り高き女王が一人の恋する女性に立ち戻って愛するチェーザレの無事を手放しで喜ぶ女心が、表情ゆたかに表現されました。
後半は、一転して、モーツァルト歌曲2曲とスザンナのアリアを歌われたのち、山田武彦さんの絶品のピアノ独奏、前奏曲op.32-5で空気を一変させて、今度はラフマニノフ歌曲大小2曲、最後に、来月三河市民オペラにご出演のジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』から、マッダレーナの愛の苦悩のアリアも先取り披露してくださいました。
森谷真理さん、世界に誇るソプラノでいらっしゃいます。
2023年4月18日 海軍元帥大将・山本五十六さまの残念な戦死から80年の日に記
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