本日午後、西国分寺駅至近の古民家コンサートハウス、りとるぷれいミュージック・サロンの定例コンサートに、フルートの福島明佳さんと共に出演させていただき、聴衆のみなさまの温かなお見守りにはげまされ、なんとか、弾き終えることができました。拙近刊『ウィーンに六段の調~戸田極子とブラームス』に因んだコンサートで、前半には、戸田極子さんがブラームスに聴かせた曲、『六段の調』と『乱輪舌』を独奏させていただき、極子さんとは関係ございませんが、お筝といえば、これ!!『春の海』を福島さんのフルートと協演させていただきました。
 ステージの背景は、古民家ハウスのオーナー、小俣さまのお心づくしの、琳派の流れをくむ日本画の豪奢な屏風絵です。
 後半は、ショパンのノクターンのフルートとピアノ版、バッハ=グノー『アヴェ・マリア』を福島さんとご一緒させていただいた後、福島さんの独奏でバッハの無伴奏パルティータ、ドビュッシーの「シランクス」の名演があり、最後に、二人でモンティ『チャルダッシュ』を演奏させていただきました。
 アンコールは、ゴセックの『ガヴォット』をフルートとピアノで弾き、最後にもう一度、お筝を運び入れて、福島さんが編曲してくださったフルートのオブリガートつき『六段の調』をおおくりいたしました。
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 みなさま、まことにまことに、ありがとうございました。
                               2023年3月12日記