3月の東京フィル、オペラシティ、サントリー、オーチャードの3公演は、首席指揮者アンドレア・バッティストーニの、ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』、カゼッラ:狂詩曲『イタリア』、サン=サーンス:交響曲第3番『オルガン付き』でした。昨晩はそのサントリーホール定期シリーズを拝聴してまいりました。
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 ベルリオーズとカゼッラには、コーラングレ、クラリネットのソロの聴かせどころがありますが、お二人の奏者が実にお見事なソロを吹かれました。
 そして、サン=サーンスのオルガン・ソロは今多彩なシーンでご活躍目覚しい、石丸由香さんが担当され、ストップ操作を駆使して壮麗な響きを奏出されました。オーケストラの弦、管、ピアノ連弾のお二人の女性や打楽器陣もマエストロ・バッティの弾けるような指揮のもと、みごとな演奏効果を上げられて、この作品の妙味をしっかりと伝えてくださいました。
 カゼッラの狂詩曲の『フニクリ・フニクラ』の引用部分は、いつ拝聴しても心が浮き立ちます。当夜は、これが白眉でした。
                                    2023年3月11日記