萩谷由喜子のブログ

音楽評論家・萩谷由喜子が音楽話題や日々の所感を綴っています。

2026年01月

 名曲には違いございませんが、それほど実演機会の多いわけでもない、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番を、奇遇にも2日連続してコンサートで拝聴いたしました。1日目は、1月30日、サントリーホールで開催されたNHK交響楽団Bプログラムです。指揮はトゥガン・ソヒエフ…
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 日本を代表するギタリストのお一人、山下和仁氏がご病気のため、1月24日にご逝去されたという報に接し、まだ64歳という演奏家として充実期だっただけに非常に残念に思い、ここに謹んでご冥福をお祈りさせていただきます。 山下和仁さんという卓越したギタリストのお名前は…
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 本夕、1月29日19:00より、東京藝術劇場で開催された、ラファウ・ブレハッチさんのピアノリサイタルをお聴きいたしました。ブレハッチさんが2005年第15回ショパン国際ピアノ・コンクールに優勝された時は、ワルシャワで取材しておりましたので、この方が聴衆の支持を集めな…
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 本日、前橋汀子さんの新譜、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集が届きました。傘寿のお祝いを挟む2022年から04年にベートーヴェンの10曲を録音された時にも強い尊敬の念を抱きましたが、それで終わりではなく今度はブラームス・・・、と驚愕しました。 早速拝聴しなが…
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 昨年10月にワルシャワで開催された第19回ショパン国際ピアノ・コンクールの入賞者出演によるガラ・コンサートを拝聴してまいりました。第一位=優勝のエリック・ルーさん以下、第二位のケヴィン・チェンさん、第三位のズートン・ワンさん、第四位の桑原志織さん、第五位のヴ…
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 ジャクリーヌ・デュプレは、第二次世界大戦末期の年1945年1月26日、イギリスのオックスフォードに生まれました。母親は音楽家への夢を前向きに温めていた女性で、ジャクリーヌとその姉には、手作りの音楽教材を用いて、音楽家としての基礎を培う勉強の後押しをしました。 …
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 本日1月25日、東京藝術劇場で開催された読売日本交響楽団の第238回日曜マチネ・シリーズでは、常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレさんの指揮で、ドイツ前期ロマン派のオーケストラ音楽の妙味をぎゅっと凝縮した、しかも非凡な選曲による魅惑のブログラムが演奏されまし…
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 昨年の第九の季節に、この大傑作のバリトンとして活躍されながら42歳の若さで亡くなられた大橋國一さんのことを書きました。ウィーンのフォルクスオーパーでも活躍され、グラーツ歌劇場やケルン歌劇場の第一バス歌手を務められた国際的歌手でいらした方ですから、当然、オ…
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 1月23日、本夕、NHKホールで開催されたNHK交響楽団定期演奏会Cプログラムに参りましたら、特別客演コンサートマスターを藤江扶紀(ふじえ・ふき)さんが務めておられるのに接し、とても嬉しくなりました。 藤江さんは東京藝術大学卒卒業後、パリ国立高等音楽院を最優秀の成…
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1983年イタリア・ミラノ生まれの指揮者、ダニエーレ・ルスティオーニさんが、2026年4月から、東京都交響楽団の首席客演指揮者に就任されます。その就任あいさつ記者会見&懇談会が、1月21日、17:00より、ホテル・オークラプレステージタワーの最上階41階で開催されました。…
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 本日1月21日は、小平楽友サークル講座の開催日でした。今期はずっと、2025年/26年が記念年となる作曲家ゆかりの作品を採り上げてまいりまして、今回は、6日後の1月27日に生誕270ねんとなるモーツァルトのオペラ『後宮からの逃走』を皆で楽しく鑑賞いたしました。 モーツァ…
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 昨1月19日の晩、サントリー・ホールで開催された辻井伸行さんのピアノ・リサイタルをお聴きしました。モーツァルトのハ短調幻想曲と、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第23番《熱情》を前半に置き、後半に、グリーグの《抒情小曲集》より、アリエッタ、トロルドハウゲンの婚…
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 昨日、ラジオでベートーヴェンの弦楽四重奏曲作品18の第4番を聴いて以来、曲の冒頭の緊迫感のある悲痛な主題が頭から離れません。ベートーヴェンがこれを書いた正確な年月日は不詳ですが、作品18の6曲全体の出版が1800年ですから、ウィーン時代初期、まだ18世紀のうちであ…
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 本日1月18日午後、東京藝術劇場でMAROこと篠崎史紀さんのニューイヤー・コンサートを拝聴してまいりました。2014年にNHK交響楽団の第1コンサートマスターに就任、2023年4月からは特別コンサートマスターとなられ、昨年2025年3月に特別コンサートマスターを退任されたばかり…
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 本夕、NHKホールでNHK交響楽団第2054定期演奏会Aプログラムを拝聴いたしました。指揮はトゥガン・ソヒエフさん。演奏曲目はマーラーの第6番イ短調『悲劇的』です。第1楽章のリピートは悠々と行われ、第2楽章は古典の定石に従った緩徐楽章、そして、第3楽章にスケルツォを置…
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 本日1月16日の夕べ、サントリーホールで開催された日本フィルハーモニー交響楽団 第777回東京定期演奏会をお聴きしてまいりました。指揮は同フィル芸術顧問の広上淳一マエストロ。プログラムは、前半後半各1曲の2本勝負です。   前半は、2017年にドイツ・グラモフォン…
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 本日1月15日、渋谷のエクセルホテル東急で、音楽事務所ジャパンアーツさんの新年会が開かれました。今年は、同社の創立から50年になるということで、それを祝って準備された内外アーティストによる多彩な企画がプレゼンされました。そして、同社所属のアーティストの方たち…
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 本日19:00より市ヶ谷ルーテルホールを会場として、昨年が生誕150年記念年であったモーリス・ラヴェルの歌曲とピアノ曲のコンサートが開かれました。今年に少しずれ込みましたが、昨年のラヴェル生誕150年のアニバーサリーのコンサートです。 プログラムはよく吟味され、厳…
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 昨日の朝でしたか、今朝でしたか、ラジオ番組で、昨今インターネット検索時に真っ先に生成aiによる答えが明示される件について、何が問題なのかをわかりやすく報じていました。この生成ai回答は、どこかの会社がおこなっているサービス?で、一見、便利に見えますが、間違い…
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 ベートーヴェンの交響曲全集を完結させたパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィル・ブレーメン(DKAM)が、今度は「シューベルト:交響曲全集」の録音・リリースを開始しました。その第一弾、第7番『未完成』&第4番『悲劇的』を拝聴いたしました。 ベートーヴェンと同…
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