萩谷由喜子のブログ

音楽評論家・萩谷由喜子が音楽話題や日々の所感を綴っています。

2024年01月

 昨晩(1月10日)、サントリーホールで読売日本交響楽団 第669回名曲シリーズを聴いてまいりました。指揮は、2019年から、同響の第10代常任指揮者の任にあるセバスティアン・ヴァイグレ。早いもので、就任なさってから今年で5年。毅然としたスタイリッシュな指揮ぶりにはま…
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 本日は、今年最初の小平楽友サークル講座の開催日でした。現在進行中のシリーズ「20世紀の名演奏家たち」vol.2の第9回「アメリカ生まれのスウェーデン人指揮者、ヘルベルト・ブロムシュテットのシベリウス」と題し、マエストロのご経歴、NHK交響楽団との関わりなどおは…
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 今夜は、サントリーホールで開かれた、ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤー・コンサートを聴かせていただいてまいりました。このアンサンブルは、ウィーン・フィルの元名コンサート・マスター、ライナー・キュッヒルさんをリーダーとする、同フィルのメンバー9名…
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 昨日、催した「小平楽友サークル・ニューイヤーコンサート」の演奏曲目は、当日その場で、それぞれが自己申告して、あり合わせの去年のカレンダーの裏紙に、山田代表に書きだしていただきました。どなたも、年末年始の多忙な日々の中、練習どころではなかったにもかかわら…
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 本日、小平楽友サークルの過去役員さん、現役員さん、未来の役員さんがたが集まり、ニューイヤー・コンサート&パーティーを催しました。コンサートでは、会員有志の出演により、ピアノ独奏、ソプラノ独唱、ヴァイオリン独奏、紙芝居の上演があり、わたくしも箏を独奏させて…
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 『モストリー・クラシック』の次号(1月発売号)の特集は「ピアノ音楽の2大作曲家・ベートーヴェンとショパン」ということで、これに関する原稿を2本依頼され、四苦八苦して書き上げました。1本は、この二人の作品献呈事情,背景の考察、もう1本は、愛称を持つ作品とその愛称…
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 年2回発行の日墺協会会報に『ウィーンで活躍した日本女性』を連載しております。このほど届いた新年号では、第5回として服部豊子さんをご紹介いたしました。1926年のお生まれ。戦前、諏訪根自子、巌本真理、と並んで3大美人ヴァイオリニスト、と呼ばれた方です。 留学先も…
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 能登半島地震の続報をきくにつけ、居ても立ってもいられない気持ちを募らせております。穏やかに新年を迎えたはずの、能登地方の皆様が一瞬にして大地震に巻き込まれ、住み慣れたおうちもろとも、押しつぶされたり、がれきに挟まれたりなさるなんて、なんということでしょ…
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 本日15:00開演の、東京文化会館〈響きの森〉ニュー・イヤー・コンサートに出かけてまいりました。今年初のコンサート鑑賞です。原田慶太楼さんの指揮する東京都交響楽団、ヴァイオリンのソリストとして2022年ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールに優勝された前田…
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 新しい年の幕開けの日に、まさかの大地震に見舞われました。昨日、1月1日、16:10数分頃、テレビから異様な緊急音がして、間もなく、能登半島一帯からの石川県全域、富山県、新潟県に及ぶ、数度の大地震が報じられました。東京もわずかですが揺れました。海岸線に近い一帯で…
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 あけましておめでとうございます。今朝、ラジオを聴いておりましたら、『一月一日(いちがつ いちじつ)』がかかりました。この曲にはいくつかのヴァージョンがあるようですが、ラジオから流れたのは、「年の初めのためしとて、終わりなき世のめでたさを、松竹立ててかどご…
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