萩谷由喜子のブログ

音楽評論家・萩谷由喜子が音楽話題や日々の所感を綴っています。

2023年12月

 昨晩、目白の自由学園・明日館で、標題のコンサートが開催されました。今年が、女性解放運動家・伊藤野枝の没後100年に当たることから、野枝の書いた文章をテキストとして、作曲家のフランチェスカ・ルロイさんが書き下ろした、琵琶語り用の新作初演を中心に、幸田延、外山…
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 12月8日と9日、サントリーホールを会場とする日本フィルハーモニー交響楽団 第756回東京定期演奏会が開かれました。そのうちの9日の演奏会を拝聴してまいりました。指揮は、今シーズンから同団の首席指揮者に就任したばかりのカーチュン・ウォン。1986年シンガポール生ま…
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 昨日のブログに、都響の演奏会で「生誕150年のレーガー&ラフマニノフ」と題して、前者の『ベックリンによる4つの音詩』と、後者のピアノ協奏曲第1番、それにシューマンの交響曲第4番が採り上げられた話題を綴りましたところ、せっかく『ベックリンによる4つの音詩』をプロ…
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 今年がラフマニノフの生誕150年であることは、かなり広く知られ浸透し、それに因んだ公演も多々開かれましたが、ドイツの作曲家マックス・レーガーも同じ1873年の生まれであることには、あまり目が向けられずに、早、12月を迎えておりましたところ、昨日と本日、東京都交響…
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 2016年、リスト国際ピアノコンクールで第1位の栄冠に輝くとともに6つの特別賞を受賞したのに続き、21年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールで第4位に入賞した阪田知樹さんは、リスト・コンクール以前からよく存じ上げているピアニストです。阪田さんは、ラフマニノフ生…
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 本日の小平楽友サークル講座では、モーツァルトの『レクイエム』を、まったくタイプの異なる2種演奏で鑑賞いたしました。1つは、アーノンクールがウィーン・コンツェルトゥス・ムジクスをウィーン楽友協会大ホールで振った古楽演奏。もう一つは、バーンスタインが、バイエ…
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 昨12月4日の晩、サントリーホールで、クリスティアン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルが開かれました。今年のコンサートツァーは11月4日の柏崎から始まり、鹿児島、福山、名古屋、横浜と続き、6公演目が昨晩のサントリーホールでした。 このあとは、水戸、西宮を回られ…
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 昨日の大垣行では、守屋多々志美術館にまいりまして、企画展「世界への扉」を拝見しました。   守屋画伯の『パリの川上貞奴』と、極子さんの『ウィーンに六段の調』が2大眼目です。 おふたりとも、世界への扉を開けた大和なでしこでした。 貞奴は、京鹿子娘道成寺のお…
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 本日、おおがき芭蕉・先賢大学からお招きを受け『最後の大垣藩主夫人・戸田極子 ブラームスに箏を聴かせる」と題してお話をさせていただいてまいりました。大垣には、これまでに何度も、拙著『ゥィ―ンに六段の調~戸田極子とブラームス』の取材で訪れておりましたが、今…
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 今年、デビュー70周年を迎えられた深沢亮子先生が、昨晩(12月1日)、音楽の友ホールで、日本音楽舞踊会議の主催による室内楽演奏会シリーズ「深沢亮子と室内楽の仲間たち」に出演されました。テーマは「シューベルトの夕べ」。深沢先生とお仲間たちの円熟の室内楽をぜひと…
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 師走を目前にした、11月30日の晩、紀尾井ホールで、チェロ界のトップランナーの一人、佐藤晴真(はるま)さんのチェロ・リサイタルが開催されました。プログラムの曲目解説を書かせていただいたのですが、最初に次のような紹介文を載せましたのでので、拙文引用いたします。…
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