萩谷由喜子のブログ

音楽評論家・萩谷由喜子が音楽話題や日々の所感を綴っています。

2022年05月

 嬉しいニュースが入ってまいりました。イギリスのBBC交響楽団が10月から11月に来日し、東京、及び大阪で世界最大級クラシック音楽フェスティバル『BBC Proms』を開催するとのことでございます。これは2016年に続く日本で2度目となる『BBC Proms』です。それだけでもわくわ…
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 本夕、古典四重奏団レクチャー付きコンサート2022『音楽がみえる!』をルーテル市ヶ谷ホールで拝聴してまいりました。全員東京藝術大学に学ばれ、うち2名は+大学院ご出身の、川原千真さん(第1ヴァイオリン)、花崎淳生さん(第2ヴァイオリン)、三輪真樹さん(ヴィオラ)、田…
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 トロンボーンという楽器は古い時代には劇場楽器でしたが、ベートーヴェンかこれにオーケストラ演奏会の楽器としての性格を与えて、交響曲第5番のフィナーレから活躍の場を広げたことはつとに知られていますが、それはあくまでも、オーケストラの中でのお話で、まさかこれに…
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 ゴールデンウィーク最終日に注目の若い才能、お二人を拝聴いたしました。まず、11:00開演のサントリーホール、子ども定期演奏会では、2011年生まれ、小学5年生になられたばかりの少女ヴァイオリニスト、HIMARIさんのメンデルスゾーンの協奏曲を聴かせていただきました。 …
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 東京芸術劇場では本日と明日、11:00開演の『ヘンゼルとグレーテル』と、15:00開演の『夜と霧』という二つの朗読音楽劇を上演するとのことで、初日の本日、両公演を拝見してまいりました。前者は小さなお子さんも楽しめる公演で、あのグリム童話の朗読と木管五重奏の共演で…
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 昨日、ヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリンソナタとバッハの「シャコンヌ」との関連を書かせていただきましたので、本日は、バッハ無伴奏全曲の最新録音として、先月リリースされたばかりの戸田弥生さんのご労作を上げさせていただきます。 戸田さんと言えば、1993年のエ…
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 昨日、クレーメルさんの新譜、ヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 をご紹介しましたが、少し補足いたします。あまりにも厳しい表情を持ち、激しい主張と魂の奥底からの叫びの横溢するこれら3曲のソナタを聴き解く手掛かりは、存命中には陽の目をみなかった彼の…
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 先日、ギドン・クレーメルさんの来日、アルゲリッチさんとの共演決定のニュースをお知らせいたしましたが、その彼が、近年極めて積極的に取り上げている作曲家が、ミェチスワフ・ヴァインベルクです。おそらく、来日公演でもヴァインベルクがプログラムに昇ることでしょう…
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 メトロポリタン歌劇場でプッチーニ『トゥーランドット』のタイトルロールで大成功を収めたウクライナ人ソプラノ、リュドミラ・モナスティルスカさんが、カーテンコールにウクライナ国旗をドレス代わりにお召しになって登場され、熱烈な歓呼に応えました。 実り豊かな黄金…
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 昨晩のNKH教育テレビ番組ではウクライナ出身の音楽家が何人か紹介され、その方々が音楽で果敢に、今の状況に立ち向かう姿が報じられました。その中に、新国立劇場の3月公演で『椿姫』をお振りになった指揮者アンドリー・ユルケヴィチさんがおられました。ユルケヴィチさん…
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  今朝、仕事をするためにパソコンを付けニュースに目を通し始めた途端、アンジェリーナ・ジョリーさんが昨日、ウクライナの西部の町リビウを訪問され、多くの避難民の方たち、ことに子どもたちと温かな交流の時間を持たれた、という記事を目にして涙が止まらなくなってしま…
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