本日(12月17日)、オペラ『ショパン』を東京文化会館小ホールにて拝見、拝聴いたしてまいりました。タイトルからは、フレデリック・フランソワ・ショパンの生涯に材をとったオペラのように思えますが、そうではなく。ショパンをモデルとして、彼の周辺人物を象徴化した創作キャラクターを配した摩訶不思議な音楽劇でした。音楽にはショパンその人の名曲がふんだんに用いられ、旋律的な楽想にはイタリア語の歌詞が付けられ、登場人物たちによって熱唱されていました。
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 配布プログラムには、これは彼の伝記物語ではなく、そこからインスピレーションを得た「フィクション」である旨が注釈されていました。
 では、その普遍化した物語において、何を問題提起なされたかったのかが、もう一つ、伝達していただければ、なお、ようございました。
 あともう一つ、ショパンの生涯名曲をピアノ、ヴァイオリン、チェロの最小オーケストラによって各場面にコラージュする手腕は見事なものですが、主要曲だけでも、その場面で出典を明示するなんらかの手立てを講じていただければよろしかったのにと存じました。
                                 2022年12月17日記