昨日、10月24日の夜は、東京文化会館大ホールで東京都交響楽団第961回定期演奏会Aシリーズを拝聴いたしました。指揮者は準・メルクルさん。プログラムは、前半が、2019年初演の細川俊夫『オーケストラのための《渦》』の再演、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調の2曲、後半がムソルグスキー=ラヴェル編の《展覧会の絵』でした。
 ちょうど出かける前に、依頼原稿の「オーケストラ・コンサートの楽しい聴き方」のようなコンセプトで、1本、雑誌記事を書き終えてから出掛けて、オーケストラの配置について少し書きましたばかりでしたので、細川作品の、完全シンメトリーなオーケストラ配置に非常に新鮮な感に打たれ、また、その音響成果にも瞠目いたしました。
★プログラム
 細川俊夫                  :  オーケストラのための《渦》(2019年)
   プロコフィエフ      :    ヴァイオリン協奏曲第1番
 ムソルグスキー=ラヴェル :展覧会の絵

 協奏曲のソリストは、五明佳廉(ごみょう・かれん)さん。東京生まれでニューヨークでキャリアをスタートさせ、現在はベルリンを拠点にご活躍中のヴァイオリニストです。
OIP

 前々から、お聴きしたいと思っていて、初めて実演に接しましたところ、技術の高さと作品への入魂力の抜群に高い方なのに驚きました。ソリスト・アンコールは、下記でございます。
サミュエル・アダムス:ヴァイオリン ディプティック
                              2022年10月24日記