世界屈指のソプラノのお一人、マリア・グレギーナさんがモスクワのコンサートに出演を取りやめられたことがわかりました。グレギーナさんは4月24日にソーシャル・メディアに次のような発信をされました。
「とても胸の痛む、つらいことですが、ウクライナで戦争がある間、わたしは、わたしがこれまで心と魂を尽くして奉仕してきた最愛の聴衆のためにさえ、歌うことはできません。昨日、彼らはわたしのふるさと、オデッサを爆撃しました。
声とは人間の魂であり、痛みを感じるものでもあります。このような苦しみを感じながら歌うことは不可能です」
ニュースソースはFrancisco Salazarさんというジャーナリストが主筆を務める「OperaWire」
https://operawire.com/maria-guleghina-cancels-moscow-concert/
グレぐーナさんは翌4月25日にも、こう書きみました。
「Today is an unbelievably painful Easter. It has been exactly 107 Years since the Armenian Genocide and it has already been 2 months since the senseless war on Ukraine began.
グレギーナさんのお父さまはアルメニア人、お母さまはウクライナ人、彼女はオデッサで生まれ育たれました。日本人のわたくしたちには想像しにくい状況ですが、ヨーロッパではこうした血脈関係、及び、人種や地域に根差した悲惨な殺戮に遭遇してしまう悲しい事例は、決して少なくないのでしょう。
多くの人がそれぞれの立場からこの戦争を深く憂いています。
その憂いと抗議をオフィシャルに発信するのはなかなか難しいことと存じますが、お声を上げてくださったグレギーナさんの勇気を讃えたく思います。
2022年4月27日記
「とても胸の痛む、つらいことですが、ウクライナで戦争がある間、わたしは、わたしがこれまで心と魂を尽くして奉仕してきた最愛の聴衆のためにさえ、歌うことはできません。昨日、彼らはわたしのふるさと、オデッサを爆撃しました。
声とは人間の魂であり、痛みを感じるものでもあります。このような苦しみを感じながら歌うことは不可能です」
ニュースソースはFrancisco Salazarさんというジャーナリストが主筆を務める「OperaWire」
https://operawire.com/maria-guleghina-cancels-moscow-concert/
グレぐーナさんは翌4月25日にも、こう書きみました。
「Today is an unbelievably painful Easter. It has been exactly 107 Years since the Armenian Genocide and it has already been 2 months since the senseless war on Ukraine began.
S. Rachmaninov -
Hristos Voskres Soprano: Maria GuleghinaPiano: Ivari Ilya
今日は信じられないほど、辛いイースターです。 アルメニアの大量虐殺からちょうど107年が経ちました、そして、ウクライナに対する無意味な戦争が始まったときから、すでに2カ月が経ちました」
グレギーナさんのお父さまはアルメニア人、お母さまはウクライナ人、彼女はオデッサで生まれ育たれました。日本人のわたくしたちには想像しにくい状況ですが、ヨーロッパではこうした血脈関係、及び、人種や地域に根差した悲惨な殺戮に遭遇してしまう悲しい事例は、決して少なくないのでしょう。
多くの人がそれぞれの立場からこの戦争を深く憂いています。
その憂いと抗議をオフィシャルに発信するのはなかなか難しいことと存じますが、お声を上げてくださったグレギーナさんの勇気を讃えたく思います。
2022年4月27日記
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