昨日は、ベートーヴェンの『ピアノ協奏曲ニ長調』の話題を書きましたが、今日は『シューベルトのピアノ協奏曲』が来年の1月29日(土)にティアラこうとうで世界初演されるというニュースをお報せいたします。ソリストは田部京子さん、オーケストラは藤岡幸夫指揮の東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団です。
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 えっ??????  シューベルトにピアノ協奏曲なんてあったの?????
   驚かれて当然ですが、実はこれ・・・・。


 シューベルトの最後のピアノ・ソナタ、第21番変ロ長調を、吉松隆先生がピアノ協奏曲に編曲された作品なのです。今回が世界初演で、はじめから田部京子さんをソリストに想定して編曲され、田部さんに捧げられています。
 あの変ロ長調ソナタが、どんな協奏曲に生まれ変わるのか、ご関心のあられる方はどうぞ、東京シティ・フィルの第67回ティアラ定期にお出かけくださいませ。
 この曲についてのプログラム解説は吉松先生ご自身がお書きになりますが、もう1曲のシベリウスの解説はわたくしが担当させていただいております。ともあれ、わたくしも吉松先生の編曲作品をぜひ拝聴したく、コンサートに伺う予定でおります。
                                       2021年12月30日記