洗礼記憶から推定した誕生日付があっているとすれば、本日は、ベートーヴェンの251歳のお誕生日。それを記念して、前夜に当たる15日の夜、ささやかなコンサート&パーティーを催させていただきました。コンサートの演奏曲目は次の通りでございます。なぜか、ベートーヴェンが1曲もなくて、申し訳ございません。

ピアノ独奏       ショパン:ノクターンop.9-2
テノール独唱      山田耕筰/三木露風:赤とんぼ
ピアノ独奏       シューマン:トッカータ
ヴィオラ独奏      うた 2曲
ピアノ独奏       ベルク:ソナタ
メゾソプラノ独唱    アメイジング・グレイス 他1曲
ヴィオラとピアノ二重奏 バッハ/グノー:アヴェ・マリア
箏独奏         六段調  

 幕開けと幕閉めのプログラムは、不肖わたくしが務めさせていただきました。こちらが、ベートーヴェンに捧げる『六段調』を奏でた愛器『鳳凰』。
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 この銘は、甲の木目が、鳳凰が羽を広げて大空を舞う姿を思わせることに由来いたします。
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 拙演奏以外は、それぞれのみなさまが気持ちよく引き受けてくださって、自発意思による気負いのない自然体、かつお心のこもった名唱、名演をお聴かせくださいました。
 厚く、厚く、御礼申し上げます。
 後半のワイン・パーティーでは、ゲストのヴァイオリニスト、N村さまに乾杯のご発声をとっていただいてベートーヴェンのお誕生日をことほいでから会食に移り、途中、アルバン・ベルク弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲op.132のDVD演奏にしっかりと目と耳を傾けました。
                                       2021年12月16日記