今朝、小山実稚恵さんから、拙近刊『ウィーンに六段の調~戸田極子とブラームス』に対する、お心のこもった温かなご感想メールを頂戴し、嬉しくありがたく思うと同時に、今夜、演奏会がおありなのに、寸暇を割いてメールしてくださった、お心根のやさしさ感涙にむせびました。
その感激を無にしないように、なるべく気を散らさずに仕事に励むうち、小山さんご出演のコンサートに出かける時間が近づいてまいりました。
そのコンサートとは、東京オペラシティコンサートホールで19:00より始まる東京シティフィルハーモニック管弦楽団第348定期演奏会です。
指揮は下野竜也マエストロ。曲目は、前半がバーバーの『弦楽のためのアダージョ』と交響曲第1番、後半が伊福部昭(1914~2006)の『ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲』というめずらしい作品で、これに小山さんがご出演なさるわけです。
この曲は太平洋戦争が始まった年1941年に書かれ、翌1942年 に初演されたものの、その後、東京の空襲で総譜もパート譜も焼失されてしまったと、信じられてきたそうです。ところが、戦後1997年にNHKの資料庫でパート譜一式が発見され、復活蘇演されたという経歴を持っています。
伊福部先生は、メカニック、かつ、エネルギッシュな曲を書きたいと、この曲を構想されたそうですので、下野マエストロとシティ・フィル、そして小山さんがどのような演奏を聴かせてくださるか、とても楽しみです。
2021年7月28日記

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