2020年07月07日 七夕に思いは千々に乱るるも 今を一途に生くるのみかも カテゴリ: 子どものころ、笹の枝に色紙や金銀の飾り物、願い事を記した短冊を吊るすのが楽しみだった7月7日。今年は九州中南部を襲った未曽有の大雨により、多くの方々が恐ろしい水害に遭われ、濁流の中、家も愛着のある品々も見捨てて避難を余儀なくされたばかりか、少なからぬ方々が… >>続きを読む
2020年07月03日 亡き叔父の録りし名演蘇り 叔父を偲びしその日に届く カテゴリ: 奇蹟を体験いたしました。昨日オーチャードホールの東フィル演奏会で久々に従妹の明子ちゃんに会い、帰りにカフェで語らううちに4年前に亡くなった、共通の叔父・玉置勝彦の思い出話に花が咲き、勝彦叔父の親友で、おうちもごくご近所だった舘野泉先生の話題も出て、ほのぼ >>続きを読む
2020年07月02日 晴れの日はマスクつけずに臨めるも 陰に苦難のプローペありて カテゴリ: 本日、オーチャードホールで開催されました東京フィルハーモニー交響楽団の第6回「渋谷の午後のコンサート」を聴いてまいりました。辛抱に辛抱を重ねた自粛期間がようやく少しあけて、主催者が工夫を凝らしたオーケストラ公演も可能になりつつあって喜ばしいことだと、胸を >>続きを読む
2020年06月29日 友宛てに「指揮者はニキシュ、上手なり」記して八日後、病に倒る カテゴリ: 1903(明治36)年の今日、6月29日、瀧廉太郎が23年と10カ月の短い生涯を閉じました。瀧というと『荒城の月』『箱根八里』『花』の作曲家としてつとに知られていますが、彼は、わが国で初めて、西洋クラシック音楽書法に則ったピアノ独奏曲を書いた作曲家でもありました。そ >>続きを読む
2020年06月23日 あをき音 熟成の音 苑に満つ 楽の喜び奏ずも聴くも カテゴリ: サントリーホール、チェンバーミュージックガーデン、リアルタイム生配信の全7公演が21日に終わりました。困難な状況のもと、あらゆるお知恵を結集し、手間暇をかけてこの無観客公演を実現なさったサントリーホールの皆様のおかげで、至福の楽のひとときを堪能させていただく >>続きを読む
2020年06月16日 客なくも 峻なまなざし熱き汗 命ある音 そを伝たふ人 カテゴリ: 6月は室内楽ファン待望のサントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデンの季節。コロナ禍の今年は中止を覚悟しておりましたら、主催者、出演者の血の滲むような努力により、無観客の7公演が実現し、オンラインで有料ライヴ配信されました。 鑑賞料金は、6月21日の規 >>続きを読む
2020年06月13日 水無月に水の魔性は いや増して ルードヴィッヒと太宰を招く カテゴリ: 1886年の今日、ワーグナー芸術の恩人ともいうべきバイエルン国王、ルードヴィヒ2世が、シュタルンベルク湖で、侍医のグッデン博士とともに謎多き死を遂げました。62年後、1948年の今日、日本の小説家、太宰治が美容師の山崎富栄さんとともに玉川上水に身を躍らせました。 >>続きを読む
2020年06月08日 奇蹟なるロマンの綺羅星誕生年 桜桃の季にシューマン生享く カテゴリ: 1810年6月8日の金曜日、ドイツ中東部の鉱山都市ツヴィカウに、ロマン派音楽の騎手ロベルト・シューマンが誕生しました。梅雨入り前の爽やかな薔薇の花期、桜桃の恵みの季節に彼が生まれたことは、悲しい晩年に救いと慰めをもたらす嬉しい事実に思えます。こちらは本日の茅 >>続きを読む
2020年06月05日 「自由射手」賢治も愛ずる歌劇書き 異郷に果てしウェーバーかなしも カテゴリ: 『魔弾の射手』の作曲家ウェーバーは茨の人生を歩んだ人でした。31歳のとき可憐なソプラノ歌手カロリーネと結ばれやっと幸せになりますが、妻子のために病身を押して渡英し、帰国目前の1826年6月5日、異郷で力尽きました。39歳でした。 彼がドイツ国民オペラの記念碑的先 >>続きを読む