萩谷由喜子のブログ

音楽評論家・萩谷由喜子が音楽話題や日々の所感を綴っています。

2020年11月

 クラシカジャパンのウェブ・ページに今年初めから連載している「ベートーヴェンを取り巻く12人の音楽家たち」が第11回までまいりました。今回は「ブラームスとベートーヴェン」です。前回は「シューマンとベートーヴェン」でしたが、この二人を続けて書いてみて、あらため…
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 新国立劇場の大野和士オペラ芸術監督からの依頼により、ロンドンを拠点に国際舞台で大活躍中の作曲家、藤倉大さん(1977年生れ)が書き下ろした新作オペラ『アルマゲドンの夢』が11月15日、新国立劇場オペラパレスで世界初演されました。 原作は「SF小説の父」とも呼ばれる…
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 11月14日、ウィーン・フィルはサントリーホール最終公演を16:00に開始して18:15に終演、18:30から同ホール、ブルーローズ(小ホール)を会場に記者会見を開き、今回の奇蹟の日本ツアーを振り返ったのち、深夜のチャーター便で帰国の途に就きました。 会見の登壇者は、写真右…
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 招聘元のサントリーホールを会場とする、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団公演第三夜を拝聴してまいりました。19時5分、上手下手両扉よりメンバー入場、マスクは任意のようです。次いで、指揮のワレリー・ゲルギエフ入場。川崎公演と同様、指揮台無し、同じ高さからの古楽…
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 世界的なウイルス感染症拡大のあおりを受けて、今春以降、多くの海外演奏家が来日不能となり、公演キャンセルが続いてきました。そんな中、クラシック音楽関係者、愛好家の間で最大の注目を集めていたのが、毎年10~11月恒例となったサントリーホール招聘によるウィーン・…
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 11月3日、オーチャードホールで開催された小山実稚恵さんのピアノシリーズ「ベートーヴェン、そして…」の第4回「本能と熟成」を聴いてまいりました。終演後、主催者のご配慮でバックステージで面会させていただいたところ、あれほどの熱演の直後というのにお疲れも見せず…
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